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#06:畳屋さんの自宅を見学してきました

我が大田市には石州素舞流(せきしゅう・すまいる)という市内の建築関係者達の集まりがあります。そのなかの一社・河村畳店さんがご自宅の見学会を開かれました。なんでも出雲市で道路工事のため立ち退きになった家を譲り受け、温泉津町へ移築されたとか…。

畳屋さん宅外観

場所:温泉津町
床面積:約37坪
総工費:1600万
2004年10月解体
2005年2月引渡

畳屋さん宅屋外ディテール

左上:12mの磨き丸太。
右上:縁桁の端には寿が…。
下:土台に使用済み感(移築感)がにじみでています。

畳屋さん宅玄関

必見ポイント!天井に畳を敷いた玄関。畳屋さんならではの遊び心です。

畳屋さん宅一階和室

左:一階の和室。
右上:ゼオライトの壁。接着剤が特殊だったため、とても塗りにくかったとか。でも、塗りムラが味になっています。
右下:沖縄ビーグ畳。普通の畳に比べてざっくりしています。角度によって表面の色合いが違って見えるのも特徴?

畳屋さん宅二階

左:二階洋間。床には30mmの杉の厚板を使用。
中:地松の階段。
右:二階和室。竹炭畳とゼオライトの壁。

畳屋さん宅キッチン

左:こだわりキッチン。出窓にするとコストがかかるので、内側にずらして出窓風に。下のスペースを収納に利用。
右:リビング。サクラ系の床材。大田彼岸市の素舞流コーナーで買った杉板をテーブルに(施主さん作)。
右下:温泉津焼の表札。

畳屋さん宅水廻り

左:風呂/トイレは新築です。
左上:引き戸にはいっさい金具を使わず、全て木製。
右下:内側にも木材をふんだんに使っています。

感想

施主さんは22歳(若!)。畳屋さんらしく、畳にはこだわりを感じました。さらに、畳だけではなく家全体にこだわり、「家づくりを楽しまれている感」も伝わってきました。さらに、見学会用にお手製パンフレットを作成され、来訪者に分かりやすく説明する工夫もされていました。いろいろな意味で勉強になった見学会でした。私も「こだわりの家」をつくりたいな〜。

投稿日時:2015年7月22日 6:24 PM

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