大田市の職人団体・石州素舞流が主催して、森と触れ合うイベントが開催されました。2007年7月30日の第一回目は森林伐採現場見学・体験でした。
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夏休み中の親子さん達を連れ立って大田市三瓶町の奥地へ。
木はその辺に生えているけど「切り倒す」経験はなかなかできないもの。木を伐る感触、山間に響く木が倒れた時の大きな音。どれも貴重な体験になったのではないでしょうか。
ちなみに、その昔アニメ「南の島のルーシー」だったか「フローネ」だったかを観て、ノコギリを使った木の伐り方は知っていた(?)のですが、実際の現場は私も初めてでした(^o^
大田商工会議所に集合後、三瓶山西の原を通って志学へ。朝は薄雲が広がり、雨も少々降っていました。
まずは、森林組合による松食い虫の被害で松枯れしたアカ松の伐採を見学。
チェンソーで伐る! バリバリッ! ドッカーーン! という音がこだましました。健康な木ならもっとすごい音がするそうです。
せっかくここまで大きくなったのにねえ。松食いの松は、新鮮な松と違ってちょっと腐ったにおいでした。
そしてスギ林の中へ。林の中はスギが窮屈そうに生えていました。地面には光が届かず…。
森林組合の方の指導のもと、いよいよノコギリでスギを伐採です。ノコギリはコツがいるんです
せーのっ! 切れ目を入れたスギをロープで引っ張って倒します。
バキバキドーン! 地面に日が差し込むようになりました。
年輪を数えてみよう。いち、にい、さん…このスギは23歳前後。
まさかりでスギを伐るところも見学。チェンソーの無い昔はこうやって伐ってたんですね。
玄人の技です。
記念撮影。天気はすっかり快晴に。40名の参加がありました。
帰り道、再び西の原へ。定めの松を見学。老衰した定めの松をみんなで囲んで労ります。根周り11m、直径2m。じきにこの幹も伐採されます(;_;
製材体験。全員体験しました。
木材クイズ。木の種類や性質について説明がありました。紙の原料が木だと知って驚いている子もいました。
伐採したスギの輪切りをお土産として持って帰りました。
投稿日時:2015年7月22日 6:28 PM