大田商工会議所青年部(大田YEG)が創立30周年を記念して大田市観光協会に看板を寄贈することになり、当社は大田木盛会として制作コーディネートをしました。
今回使用したのは、三瓶山西の原で老衰のため惜しまれながら伐採された『定めの松』です(樹齢推定400年)。定めの松は、その昔、大森銀山初代奉行・大久保長安が一里塚として植えたと言い伝えられており、対をなすもう一本の松が西の原で勇壮に佇んでいます。その長安ゆかりの松が、新しい形になって大森で活躍することになります。
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板の大きさは長さ1400×450〜550×50(mm)ありますが、なんとこれでも松の枝の部分です。幹の部分は根周り11m、直径2mもあるんです!
当社でイメージしたデザインを元に、大田YEGの高野聡君が揮毫しました。
定めの松には「藍(カビ)」が入ってしまっています。藍は一般的に構造材では嫌われますが、木工品としてみると、これはこれでアクセントになっていいかもしれませんね。
当社の焼き印も押しました(^_^ゞ
石見銀山観光の際には、銀山公園前にある観光協会事務所へちょっと立ち寄ってみて下さい。
投稿日時:2015年7月22日 6:30 PM